目覚めた虎に遭った(2)

阪神の守備練習。

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ついに、マートン(神)を生で見た。
さらに、現役当時からその安定感と地味な働きが好きだった伊藤敦規レーニングコーチの姿も見えた。

そしてスタメン発表。

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横浜の先発はルーキーの須田。阪神メッセンジャー。この時点で、勝てる確率は6割ぐらいじゃねぇかなぁと感じていた。

そして試合開始。
1回からいきなり新井の2ランホームラン。2回には、藤井のホームラン。昨年6月以来のホームランで、阪神移籍後では初。さらに藤井は、現役12年目でこれまでにホームランはわずか6本しか放っていない。非常に貴重な瞬間を目の当たりにした。

3回表、鳥谷が内野ゴロを見事なまでのトンネル。これも滅多に見られない珍しい光景。その後、森本がタイムリーを放ち1-3。4回にはスレッジがソロを放ち、2-3と1点差に。その裏、これまた藤井がスクイズ阪神が1点追加。その後、金城が犠牲フライを放って再び1点差となり3-4と、僅差のゲームが続く。

そして5回。ランナーを2塁に置いて鳥谷がライトのフェンスに大きな飛球。2塁ランナーのマートンは当然生還し、横浜の石川がホームへの送球が大幅に逸れてしまい、打者の鳥谷もホームイン。これも今まで見たことの無い珍しい光景だった。これで3-6。

そのままゲームは均衡し、阪神3点リードのまま9回へ。
藤川がリンドバーグの曲で登場するシーンも初めて見たし、「覚醒後」の藤川の姿も初めてだった。ところが最終回に少し打ち込まれ、金城にホームラン寸前の当たりで1点を返されてまう。ランナー2、3塁で、よりによって村田。去年の矢野の引退試合での光景がぶり返してきたのだが、どうにか抑えて勝利。8年前に観戦した広島戦も勝利しているため、8年掛かりで2連勝という事になった。

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続いてヒーローインタビュー。
24試合ぶりのホームランを放った新井と、今日大活躍した藤井がお立ち台へ。

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奇しくも同世代(1976年度生まれ)の2人。新井さんが藤井を「男前です」と茶化すと、藤井もそれに乗って「顔しか取り柄が無いので・・・」と笑いを取るなど、大阪出身らしく、阪神ファンの好きそうなツカミを心得た受け答えをしていたのが印象的。この瞬間、外様の印象が強い城島よりもファンの心を掴んだような気がする。

・・・という訳で、8年ぶりの甲子園を味わったが、基本的には8年前と何も変わってなくて一安心。8年前と同じノリで行っても、何も問題は無かった。かつて、古臭さが拭えなかった設備だけが現在の水準に追いついた感じ。(昔は廊下からまる見えだった男子トイレも、非常にキレイになっていた)

次に観戦するのはいつの日か。