あの日の情熱

結局、ロックマン9初回プレイは、通算プレイ時間3時間12分でエンディング到達。
その気になれば1時間以内でエンディング到達も出来そうな感じである。タイムアタックにおいては、既に30分台でクリアしている強者もたくさんいる様子。ダウンロードによる追加コンテンツも後々配信されるようなので、まだまだ遊べそう。

にしても、久しぶりに童心に返ってゲームをしたような気がする。ゲーム仕様自体が、リアルタイムで散々遊んだロックマン1~3までのレベルで出来ている事もあったのかもしれないが、このブログでたまにやる「ゲームカテゴリ」みたいに、ひねくれた遊び方ではなく、ごくごく普通にゲームで遊んで「面白いな」と思うこの感覚は、個人的にかなり長い事無かった。(PS2.hack Vol1~4」以来か?)

スーパーファミコン以前のゲーム機をリアルタイムで遊んだ事のない人もしくは、ファミコンという概念そのものに関心が無いと、「は?なにこれ?画面しょぼ!」と思うかもしれない。(自分の場合だと、リアルタイムで没頭するほど遊んだ事のないゲーム&ウォッチに対してこれといって関心が沸かないのと同じ)

しかし、自分のような生まれて初めて触ったゲーム機がファミコンである“ファミコン世代”の人間や、そうでなくてもファミコンの面白さを理解できる人は、このロックマン9は遊んで損の無い出来だと思う。バーチャルコンソールロックマン1、ロックマン2が遊べるので、その延長線上で遊んでも全く問題ない。ファミコン時代のロックマンにあった、攻略における「正解」を発見した時の喜びは全く色褪せていない。難易度も歴代のロックマンらしく、初見は難しいのだが、パターンさえ覚えればサクサク進めるという絶妙なレベル。この時代に、よくここまで再現してくれたなと思う。

ただ、こういった試みをアクションゲーム以外でやろうとすると、相当完成度が高くないといけないかも。
ましてや過去のシリーズ物に頼らない完全な新作となると、それ以上のものが要求されるはず。わざわざスペックをファミコン時代まで落として出す作品なのだから、そこに胡坐をかいて完成度の低い作品を出す訳にもいかないだろうし。果たして次の波はあるのだろうか。