第19回目の今回は、「オバケのQ太郎 ワンワンパニック」。
ファミコン屈指の超難関ゲームであるため、今回のミッションは「何がなんでも12日目(最終面)クリア」。
藤子不二雄原作(現 藤子不二雄Aと故 藤子・F・不二雄の合作作品)のギャグ漫画を、アニメ第3期を放送開始した1985年にバンダイがゲーム化した作品。主役であるQちゃんの動く速度に対して、敵キャラの動きや砲弾(犬やスズメ、カラスなど)がその数倍も激しく、ラウンドが進む毎に壮絶な難易度になっていくという、ファミコン初期の作品にはよく見られる傾向の内容の作品だが、キャラゲーでありしかも人気の高い作品を題材にした作品であるがゆえ、当時の子供たちには強烈な印象を残した。藤子不二雄作品ではファミコン時代に4作品がゲーム化されている(ドラえもん、忍者ハットリくん、キテレツ大百科、オバケのQ太郎)が、その中でもこの作品は最高難度と言ってもよい。
1年4ヶ月前に取り上げたスーパーマリオブラザーズの段階から既に候補として挙がっていた作品ながら、ミッションを決める時の事前プレイの段階で毎回の様に心が折れ、また毎回の様に先延ばしになっていた作品。しかし、初プレイ(1987年)から既に21年。そろそろ腹を据えてやるしかない。という事で今回はこの作品の一応のエンディングとされる、12日目のクリアを目指し挑戦。
それまでの最高記録は9日目だったのだが・・・。
最終到達面 | 最終スコア | プレイ時間 | |
1 | 8日目 | 124810 | 0:18:32 |
---|---|---|---|
2 | 8日目 | 146220 | 0:21:12 |
3 | 9日目 | 128660 | 0:22:17 |
4 | 9日目 | 163120 | 0:25:59 |
5 | 9日目 | 109980 | 0:19:14 |
6 | 9日目 | 147550 | 0:22:52 |
自己最高記録止まりの成績が続く。6日目まではほぼノーミスで来れるのだが、とにかく7日目後半が鬼門。
地獄面(Qちゃんが穴に落ちるとスタートする黒一色の面)で倒した犬の数も、7~9日目においてはクリア時ボーナスとして加算されるという裏技を駆使しようにも、肝心の7日目で一気に殉職してしまうため、クリア時ボーナスによる1UPも焼け石に水状態。
そして7度目のチャレンジ。
ラウンド | Qさん増減数 | クリア時スコア | プレイ時間 |
1日目 | +1 | 11080 | 1:35 |
---|---|---|---|
2日目 | -1 | 25180 | 1:58 |
3日目 | +1 | 33560 | 1:55 |
4日目 | 0 | 47820 | 1:37 |
5日目 | +1 | 66380 | 1:58 |
6日目 | +1 | 86490 | 3:10 |
7日目後半は、工場排煙と猛犬の組み合わせが連続する最難関ポイントの一つ。ノーミスでのクリアは到底無理なので、1機死んでもいい覚悟でチェックポイントまでとにかく進む事を心がけた。上記画像で死んだあたりがチェックポイントで、再開後はこの地点から工場の排煙がない状態でスタートできる。これにより、7日目は1機殉職したのみでクリア。また、地獄面でコツコツ犬貯金した甲斐もあってクリア時ボーナスにより2UP(140匹×200点=28000点)。7機というほぼ最高の状態で8日目に挑戦。
しかし、8日目も犬の猛攻は半端な物ではなく、前半エリアで3機殉職、後半エリアで3機殉職し、残り1機でクリア。クリア時ボーナス(131匹×200点=26200点)によって2UPするものの、僅か3機の状態で9日目へ。
9日目は前半は犬の猛攻が激しい上、後半はそこにスズメとカラスも混じってくる難関ポイントが続く。が、ここを奇跡的に1機殉職したのみでクリア。ダメ元で飽きるほどやっておいた犬貯金(245匹×200点=49000点)のお陰で、一気に3UPして5機の状態で10日目に突入。
10~12日は“ジュエル”という概念が登場。特定の場所にQちゃんが接触することで出現し、これを取る事によって初めて体力回復のための食物が出現するという、これまでの難関ステージをくぐり抜けてきた挑戦者に対して極悪としか言い様のない仕打ち。 しかし、ここまで来ればエンディングは目前。攻略サイトや攻略動画を駆使してジュエルの位置を確認しながらのプレイ。犬の猛攻は7~9日目に比べ穏やかながら、Qちゃん唯一の攻撃方法であるガウ砲が効かないスズメ・カラス・風船の猛攻が激しいが、10日目は1機殉職でクリアし、11日目はノーミスでクリア。しかし、12日目になって再び犬の猛攻が始まる。
ラストステージである12日目後半、スズメ・カラス・チャウチャウに加え、猛犬・工場排煙という、今まで出てきた難関の全てを盛り込んだステージ構成が襲い掛かる。12日目開始時点で4機の状態だったが、この最終難関で一気に3機を失う。これで最後かと覚悟した4機目で運良くくぐった「天国面」で1機アップするが、直後に1機失い、今度こそ正真正銘ラストの挑戦。
やってしまった。とうとうやってしまった。
ラスト1機ながら、プレイ21年目にして、オバQワンワンパニック・悲願のラストステージクリアを達成した。
残り1機という厳戒態勢からのエンディング達成。この感覚は同じ藤子作品である忍者ハットリくん以来だが、幼い頃から遊んでいた作品なだけに、喜びは遥かにこちらの方が大きい。12日目クリア時の得点は239860点、プレイ時間は42分。総プレイ時間は2時間22分だった。
この後、お約束の様に13日目(内容は1日目と同じ)が始まり、可能な限り進めてみたところ、19日目(同7日目)後半の工場排煙&猛犬地獄で終了となった。最終スコアは307700点を記録した。が、もう個人的に二度と更新できそうにない記録だと思う。
ステージの顔ぶれは以下の通り。
1日目:ハカセ
2日目:神成さん
3日目:ドロンパ
4日目:伸ちゃん(大原伸一)
5日目:ゴジラ
6日目:P子
7日目:小池さん
8日目:木佐キザオ
9日目:バケラッタ
10日目:正ちゃん(大原正一)
11日目:よっちゃん
12日目:U子さん