1年生

去年の4月1日に正社員となった現在の会社。つまり今日で社会人丸1年を終えた事になる。
1年前の今頃、“就職したらありえない程の非人間的な扱いをされるのでは”と内心思っていたのだが、
思っていた以上に穏やかな1年だった。もちろん大学時代の姿勢とは明らかに違う毎日なのだが、
バイトに追われ、卒業に追われていた大学時代とは比べものにならない位安定している生活がある。
肉体的に疲れる事はあっても、あまりに不安すぎた毎日の大学時代の精神的な疲れからすれば、
休息すれば確実に回復する今の疲れの方が数段良い。それ+、金銭面での心配も全くしなくて良い。
限りなく金がある訳ではないが、財布の中身を常に気にして生活するようなことは一切無くなった。
食べたい物を食べ、飲みたい酒を飲み、遊びたい時間に遊ぶ事に対して制約が無くなったのは大きい。

母子家庭・一人っ子という事情から、親が期待していなくても負ってしまうプレッシャーとの闘いが、
遊び呆けてた大学2年頃から少しずつ膨らみ始め、追試を受け卒業が確定するまで繰り広げられた。
その不安からも開放された今のテンションを、普通なら大学入学時に味わっていなければならなかった。
だが、まあ4年ぐらい遅れても良しとしよう。