若き日の錯覚

今でも極稀に陥る感覚。

 「あー・・・頑張らんと単位ヤバいよなぁ・・・」

大学卒業から5年過ぎてても、起床直後のボケた頭に未だにこんな事で「はっ!?俺ヤバいんだよなっ!?」と焦らせられることがある。それぐらい、大学時代は苦境に立たされていた。(後述するが、半分以上は自業自得)

正直言って、大学時代の「卒業できなかったら・・・」という不安と、社会人時代の「この先どうなるんだろう・・・」という不安を比べると、6:4で大学時代のそれに軍配が上がる。今現在は「大学卒業」というある程度の階段を登った後なので、努力すればある程度は自由度があるが、大学時代(特に4年次)は1つでも授業を落としてしまうと留年(=親にそれをカバーできるほどの財力が無いため、最終的には中退)となっていたため、先行きが大分異なっていた可能性が高い。

もちろんそこまで追い詰められたのは、単純に1~2年次に遊びすぎたせい(特に2年次は、必修科目以外殆どサボっていた)。つまり、サボれるだけサボった上で結果的に卒業を果たしたという事。納得が行く所まで遊び倒したので、大学時代の生活については悔いはない。「人生で最も遊び呆けていた時期」という分類が明確に出来る事、そしてそれが許される(=後の生活に影響しない)という事は、非常に幸せな事だと思うが、あくまで「今から思えば」の話であり、かなりの博打である事に変わりは無い。なのでオススメはしない。