自給自足

かつて「阪神ファン」と公言すると他球団のファンから「小馬鹿」を通り越して哀れみの目で見られた。
「あぁ・・・阪神ですか・・・。そうですか・・・。うーん。しかし今日はいい天気ですねぇ。」の様に、
話題をそらされたり、とにかく「弱者」の象徴とされた。こんな時代がたったの5年前にあった。
対巨人戦が「伝統の一戦」ともてはやされる事自体、何となく恥かしかった。立場が対等ではなかった。

だから。という訳ではないが、未だに他球団の批判ができない。
「すいません調子乗って勝っちゃって・・・」的な姿勢で、他球団には対応するようにしている。
それぐらい、今や普通に毎年優勝争いできるチームになった阪神の姿が未だ信じられない自分がいる。
自分の応援するチームの強さに自信が持てない。それが暗黒時代を知るファンの副作用である。