1年前の波乱?

大学時代を過ごし、オフでは何度も会場として使用された大阪の住居を明け渡したのが丁度1年前。
初めての一人暮らしの拠点となった家。金が無く、食料も底を尽き嘆いていた夜も過去の思い出。
これからは金銭面では不自由しない生活が待っている。そんな期待が一杯だった日。

ところが、夕方に来るはずの引越し屋がいつまで経っても来ない。予定より1時間過ぎても来ない。
ついには、引越し屋が来る前にマンションの管理人が来てしまう始末。堪らず電話してみると、
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「引越しの日、明日と間違えていたみたいです! い、今すぐ向かわせますからっ!!」
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最後の最後まで多難だった。電話から20分と経たない内に、引越し屋到着。ようやく荷物を運び出した。

からっぽになってしまった部屋をしばらく眺めた後、バイト先のパートのおばちゃんの家へ向かい、
たらふく晩飯をご馳走になり、翌日、現在の住居であり故郷でもある神戸へと向かう事になる。