戦を共にした伝道師たち

先日のポットに続き、これも前々から懸念だった携帯を2年ぶりに買い換えた。
しかし、最近の携帯はやたら高い。さんざん割引特典を受けても34000円もした。今年7月に出たばかりの機種なので仕方ないかもしれないが、「こんなにすんのかよ!?」と素直に思った。

ともあれ、携帯はこれで通算6台目となる。
初代機は親戚がくれたプリペイド式携帯電話(機種失念)。(当時の日記:2001年1月22日
今は小学生でも普通に持ってるが、当時は高校で初めて手にする人がまだ多かった時代である。が、自分は大学になってから初めて手にしたので、当時でもちょっと遅めの携帯デビューだった。しかし、通話料金を毎回継ぎ足さなければならなかった事に加え、そのプリペイドカードが売ってる携帯ショップの店員の姉ちゃんの態度が異常なくらい悪かった(客が店に入って来ても平気で雑談し、挙句の果てに「何しに来たの?」とタメ口を聞かれた)のもあり、あまり使うことは無かった。これが原因で、現在も某あーうーに対しては非常に悪い印象がある。

初めて普通の携帯電話として購入したのが「F503i」。(当時の日記:2001年5月1日
携帯初心者にありがちだが、当時は電話よりもメールがとにかく新鮮だったので、意味もなくメールしまくった。
約1年半使ったところで、ある日突然、電源が完全に入らなくなり、お亡くなりに。3代目購入と同時に店に回収されてしまい、手元には残っていない。(当時の日記:2003年1月11日

3代目以降は端末が手元に残っている。
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3代目は「F504i」(画像では一番左)。(当時の日記:2003年1月14日
初代が壊れてしまった為に機種変更。当時は大学4年になる直前だった事もあり、就職活動には携帯が必須だった上に金も大して持っていなかったので、購入の時に型落ちしていてできるだけ安いものを選んだ。ポケットに入れたままバイトもしていたので、あっという間に塗装がはげてしまい、見栄えは良くなかったものの、iアプリがとにかく楽しかった。iアプリ版の高橋名人の冒険島もプレイし、最終ステージまでクリアしたり、ボンバーマンにデフォルメされた電卓で、大学の統計学の試験を解いたりした。紆余曲折あって就職も大学卒業も共に乗り越え、就職、転職するまで使い続けたが、カメラが付いてなかったため、次第に周囲の友人の持つ携帯との格差が明確になってきたため、2年11ヶ月使ったところでお役御免に。mova携帯ともここで決裂となった。

4代目は「F901is」(画像では左から2番目)。(当時の日記:2005年12月15日
ここからFOMAとなる。さすがに先代から3年近く経っているので進化は著しく、カメラも当たり前のように付いている。何より使いやすかったのが、メールを打つときの変換機能。一文字打つだけで変換候補が出てきて、未確定のまま文字を打つたびに候補が絞り込まれていく。この仕様が個人的に非常にハマり、使いやすいと思った。これは当たり、と思っていた矢先、「引越しの日に携帯忘れ事件」が起こり、わずか1年足らずで手を離れる事になってしまう。(その後手元に戻る)

5代目は「P901iTV」(画像では左から3番目)。(当時の日記:2006年9月29日
引越し当日に携帯を失くすという緊急事態の中で早急に選んだもの。これまでずっと「F」(=富士通)の機種を使い続けていた中で、突然「P」(=Panasonic)になった事から、なかなか操作方法に慣れなかった。それに、ワンセグが出始めた頃の機種だったせいか、やたら分厚くてポケットに入れるとかなりの違和感があった。また、様々なスタイルでワンセグが観られるようにとヒンジ部分が縦横無尽に可動できるので、逆にこれがストレスになり、何をするにしても中途半端にヒンジが動いてしまった。そんな経緯もあったクセのある機種だったが、機種変更翌年から仕事が急激に忙しくなってしまった事、まとまった金がなかなか用意できなかった事も重なり、疑問に思いながら2年2ヶ月も使う事となった。

そして6代目となるのが、今回変更した「F706i」(画像では一番右)。
5代目の違和感を受けて、2代目から長く使い続けていた「F」(=富士通)にプラットフォームを戻した。操作の仕様や文字変換機能などは4代目と殆ど同じで、触り始めてすぐ「あ、やっぱコレだ」と思った。例に漏れずワンセグ付きだが、ヒンジが可動できるパターンは非常に限られていて、普通に使う分には全く違和感がない。

人によって異なると思うが、自分にとって携帯電話の雄は「F」である。
しかし、新しい携帯を手にした日の日記が全部残ってるのは、改めてびっくりした。先代の日記「大阪一人暮らし」時代のテンションは、もう二度と戻らない。