あの頃の“集約感”

こないだサイトの運営9周年記念を迎えたばかりだが、今日でこのブログも前代の日記「大阪一人暮らし」(2000年9月26日~2004年3月26日)から数えて丸7周年となる。前代「大阪一人暮らし」で1256回連載しているため、今回の記事で通算では2501回目の更新となる。

前代の日記を始めた頃(2000年ごろ)は、こういった形態のコンテンツはあくまで「日記」然としていたところがあり、現在のような双方向性を持てるようなものではなかった。ついでに言えば、ネット人口も今に比べれば遙かに少なく、あくまで限られた人だけが楽しめる世界。個人的に回線も、日記を始める前の月にそれまでのダイヤルアップ接続から「フレッツ・ISDN」がようやく使えるようになったばかりで、今ではほぼ当たり前になった“時間を気にしないネット接続”ができる事が「おお・・・すっげぇ!!」と思われていたような時代である。今ではネットに“接続する”という意識を持っている人の方が少ないかもしれない。

今年でネットを始めて10年半(1997年4月から。初めて使ったブラウザはIE3.0)先述の通り個人サイトを持って9年経つが、あの当時のネット内の倫理水準の中で泳ぐことができたのは貴重な体験だったのかもしれない。ごくごく限られた中で集まった仲間同士で交流できた時代には、もう戻れない。