ラジオ・フィルター

やっぱり「松本人志の放送室」はおもろい。聴いてる時に最低1回は「アホか(笑)」と思ってしまう。
中学・高校時代に「MBSヤングタウン」など、ラジオを聴いて一喜一憂していた延長で今も聴いている。

パーソナリティーのトークを目的にラジオを好き好んで聴く人にアホはいないと思う。
トークメインのラジオ番組を聴くという事は、常にパーソナリティーの発言に耳を傾けるだけでなく、
発言を元に頭の中で風景を描いて一喜一憂する、という過程があった上で初めて「面白っ!」と思える。
テレビに比べれば、一喜一憂するまでには無意識の内にかなりの労力を使うメディアでもあるのだが、
場面の描写を映像による視覚よりも想像による視覚に頼る事で、個々人に最適な演出になり得るので、
内容が良ければ、テレビよりも面白く感じられる可能性があるのがラジオ番組の最大の強みでもある。
当意即妙な想像力が必要な分、楽しめる人間はかなり限定されるのだが、だからこそアホは少ない。
仮に見かけたとしても、それは他人を楽しませることが出来るアホであり、自己中心的なアホではない。

続きは第96回キャピ子。