異次元環境

嫁さんがとあるスポーツ新聞のサイトのプレゼント企画で、見事に5/29の甲子園のチケット(グリーンシート)当選。
昨年の4/14のDeNA戦(藤浪がプロ入り後甲子園で初登板した試合)でも母の知人から貰った「TOSHIBAシート」で観戦する機会があったのだが、これで2年連続でバックネット裏からの観戦が実現。さすがに今後もう無いと思うので、思う存分楽しんだ。交流戦を観戦するのも今回が人生初。

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前回よりバックネットは遠くだったが、それでも外野やアルプススタンドから比べれば雲泥の差。サンテレビの実況席で準備に備える湯浅明彦アナウンサーの姿(原稿に何かを書き込みながら原稿の下読み?らしき事をやっていた)が肉眼で確認できたり、近くに座る観客が総じて「普通の人」(試合が動いても外野のようにバカ騒ぎしない人)ばかりだったり、終始落ち着いた空間で観戦できた。さすがだ。

そして7回裏のラッキーセブン(風船飛ばし)が終わったら即行で帰る人が続出。終始余裕がある人ばかりが居るように感じた。負け試合だとしても別にあからさまに不機嫌な人も居ないし、ましてや暴れるような人も誰一人居ない。おとなしく現実を受け止めて帰る人しか居なかった。現に自分たちも、小嶋がなかなか3アウトを取れない状況を悲観して、8回表の途中で帰った。その後さらに後続の中継ぎが5点取られ、12-2で西武にボロ負け。久々の負け試合観戦となった。

が、周囲の観客全員が負け試合に対して「まあしゃあないか」「また来りゃいいや」という感じで途中で簡単に帰ってしまう光景が、外野よりも露骨に見られたのはある意味新鮮だった。年間予約席にしろ、企画のタダ券にしろ、試合の勝ち負けうんぬんより、「甲子園球場で試合してる雰囲気」さえ感じ取れる事が出来れば満足できる人ばかりで、個人的には非常に心地の良い観戦だった。もう、外野には戻れないかもしれない。