ものみんた

「ん・・・地震? 震度1にしちゃ大きくないか?」

朝、仕事に行く時にテレビからちょっと緊迫したひとコマを眺めた。
同時に、「数時間後、東京大丈夫なのか?」とも思った。これが大崩壊の前触れかもしれない。
少なくとも、阪神大震災の時はそういった前兆があった。

震災が起こる9時間前の1995年1月16日21時ごろ、めったに起こらない地震が実家を襲った。
震度は2だったが、地震を肌で感じる事自体が初めてに近く「うわ、地震やん!」という反応だった。
そこから半日も経たない内に、神戸は一瞬で変わり果てた姿になった。

この記憶があるので、震度2の揺れでも「何かの始まりでは?」と思うようになった。
「はぁ?震度2じゃん?フヤァッヒャッヒャッヒャッ!」と思うなら、別にそれでもいいだろう。
現実に立たされて同じ様に「フヤァッヒャッヒャッヒャッ!」と笑えたら、ある意味大したもんだ。
電気・ガス・水道が一気に使えなくなったら、本当に日本人は何にもできない。