小学生・中学生の自殺が後を絶たない。
大人にしてみれば「どうせ小(中)学生のいざこざだし・・・」程度にしか思わないかもしれないが、
当事者たちにしてみれば、学校の中こそが自分の社会そのものであり、いわば職場でもある訳で、
そこで一旦弾き者扱いされてしまったら、あとは現実逃避しか道がない。社会人のように、
職を変えるなんて融通は利かない。学生も、毎日が逃げようの無い闘いの連続であるはずである。

もし、誰からも相手にされなかったら、開き直って自分だけの趣味に没頭するのも一つの手。
小学校・中学校である今の自分が人生の終着点ではない。1年2年もすれば自分も周りも変わっていく。
少なくともその段階で人生の行く末を悲観視する事は不可能で、その段階で自害する者というのは、
仮定であった悲観な将来がある出来事がきっかけで確信してしまい行動に移してしまったのだ。
自殺の根底は、自分の将来への不安視が最大の引き金。そのハードルをいかに取り除くかに掛かっている。