目くじら

連休がデフォルトになった生活も、まもなく2ヶ月。今回は3連休である。
それでも、こんなに休んでもいいんだろうか、と未だに思ってしまう自分が怖い。

前の会社にいた頃は、とにかく「休む」という事に関してはかなり目くじらを立てられた。
全員定休日が違い、会社自体は年末以外は無休で動くというスタイルな為に、余計その傾向は強く、
定休日ですら「・・・休むの?」的な顔をされる。だから、休みの日に平気で電話が掛かってくる。
「俺が働いてる時は、本当はお前も働かないといけない。でもお前は若いから、厚意で休ませてやる」
実際にこんなにあからさまに言われた事はないが、上司の深層意識を言葉で表現するとこんな感じ。
でないと、普通は休みの日にほぼ確実に長電話を掛けてくるなんてあり得ない。

今の会社のスタイルで生活してると、本当にあの頃は異常な環境で生活していたんだなと思う。
就職した当初のこの日記は「こんなもんなのかっ!」という新鮮さもあり、負担も無かったので、
割と楽しんでいたが、時間が経って本質が分かってくると、そんな事も言ってられなくなった。
頭の中では「休みの日」と認識してても、いつ「今から出張行ってくれ」と言われるか分からない。
そんな恐怖が常に頭にあるような休日なんて、休日じゃない。ある意味平日よりも辛いかもしれない。

そんな会社を辞めてからも、最近まで電話はたまに掛かってきていた。
それも「最近どうしてるの?」という情の入った電話なんかではなく、完全に向こうの仕事上の電話。
前の「お客さんとこのパソコンがおかしくなった。お前説明してくれ」という電話で完全にブチ切れ、
「無理です。自分で調べてください」と言って電話を切った。以降は全く掛かって来なくなっている。
引継ぎで不備があったのなら自分の責任だが、まるで関係ない新しい用件でも自分も利用するのは、
あまりにも都合が良すぎる。正直に言わなくても「ふざけんな」という言葉以外で表しようが無い。

ああもう。忘れよう忘れよう。3連休なんだし。
「ふざけんなって感じだよねー。キャハハハ!!」で終わらせないと。