遅くても速い

今の職場はだいたい18時30分から19時には出る。
これは自分が入って間もないから、という訳ではなく、半数以上がそのぐらいには帰っていく。
自分はこれに電車の時間が入り、家に帰り着くのは20時前が普通だが、それでも全然苦にならない。
前の会社はこれよりも速い時間に帰れてたのに、肉体的も精神的にも明らかに今より疲れていた。
逆に20時に家に帰る今の方が、精神的に疲れていないので有意義に過ごす事ができるのだ。

前の会社ならば、19時台など「帰るには早すぎるだろ?」というような目をされる時間である。
しかも、ろくに仕事の進行状況を見ず、単純に帰る時間だけで意欲や成果を判断されてしまうのだ。
逆に言えば、いくら適当に仕事してても、とにかく帰るのが遅かったら「よくやってるな」になる。
そんな体育会系な職場であのまま働いてたら、今頃体調を崩して結局会社を辞め、そのまま死んでた。

そもそもそんな評価の仕方でないと個人を力を測れないんだったら、自分みたいなタイプはなおさら、
体が悪くならなかったにしても一生歩兵扱いだったように思う。何せ、HTML、LAN、VBA程度の事で、
それができる自分に対して周りが「アンタ頭おかしいわ(笑)」と苦笑されるような職場である。
つまり、どう自分が工夫しても上は工夫している事自体が把握できてない。それが当然だと思ってる。
それだけそういう分野を一任しているくせに、湯水の様な扱い。個人の都合もへったくれもない。
その上「本来はお前はこんな事すべきじゃない」と、普通の営業の仕事も兼任させる考えまで示された。
専任じゃなくて兼任。もちろん残業代無し。営業はノルマが達成できないと週1日の休みも返上である。
確かに成績を上げれば歩合は非常に大きいのだが、自分には200000000000%無理な話である。

そうやって考えたら、今って本当に幸せだなぁ。と、社内で常時流れているFMを聞きながら思った。