いつの間にこんなに強くなったの?

2005年9月29日、阪神タイガース優勝。いつの間にこんなヤクルトみたいなチームになったんだろうか。
ほんの4年前までは「優勝=夢のまた夢っていうか、200%ありえねえよ!」だったチームだったのに。
もちろんこれまでのような微妙な補強(石毛、佐々木誠吉田剛etc・・・)をせず、ちゃんと金を使って、
金本とかシーツとか獲った事も大きいが、大半は数年前まで「うーん・・・」と言われてた選手ばかり。
この十数年間できなかった生え抜きの育成が、ほんの2~3年で急速に実ったのが未だ信じられない。
2005年主要選手の印象。

赤星憲広・・・この人はルーキーから2割9分、盗塁王と素晴らしい成績だった為、活躍して当然の存在。
入団当初は「足だけは早い」程度の評価で、ここまでの打撃を見せるとは思いもしなかった。
鳥谷敬・・・これぐらいの成績は残して当然の素材だったろうが、去年の期待が余りに大きすぎた。
が、打ち方を見てるとパワーヒッターというよりイチローのようなアベレージヒッター向きの気がする。
シーツ・・・決して一発が狙える打者ではなかったので、3番が一番妥当な位置だったかもしれない。
リーグが同じ事もあってか、広島時代とほぼ変わらぬ安定して成績と守備を見せてくれた。
金本知憲・・・広島時代から好きだった選手だが、この3年であっという間に阪神に馴染んだ。
年齢的に広島在籍時の成績前後ならいいと思ってたが、今年はほぼ全てにおいて過去最高の成績。
正直言ってここまでの成績を残すとは思っていなかった。ごめんアニキ。
今岡誠・・・打席に入った時の動きの面白さはルーキー時代から今も変わらないが、成績が急変。
ノムさん時代にはとても打率3割、2桁HR打てるとは思えなかったが、まさかここまで大化けするとは。
記録よりもネタで残る選手だと思っていただけに、ここ3年間の活躍には本当に恐れ入る。
桧山進次郎・・・今年はスペンサーと併用。双方が中途半端な成績に終わってしまったが、
デフォルトで使っていれば、少なくともスペンサーよりは好成績を残したのでは。少し勿体無い。
矢野輝弘・・・中日からトレードで来た時点で、既に阪神生え抜き以上の能力を持っていた。
とはいえ、まさかホームランまで狙える打者だとは思いもしなかった。年齢的に来季以降分からないが、
首脳陣入閣は間違い無い存在。捕手の後釜が乏しいだけにじっくり育てて欲しい。
藤本敦士・・・関本と併用に近い扱いだったので成績はそれほどでもない数字となってしまったが、
過去あれほど多かった印象のあるエラーはかなり減った。これからどういう存在になるのか。

日を改めて明日は投手。