黒点を目指して

阪神の助っ人の去就も今年は目が離せない。
何せ、野手・投手共にスタメン級の助っ人は全員中~高レベルという、阪神にとっては奇跡的な状況だからだ。1992年からの個人的ファン歴で、「助っ人投手はそこそこ良いけど助っ人野手が全くダメ」という状況が長く続いただけに、余計そう思う。

※10月19日終了時点の数字

マートンは昨年ほどではないものの阪神の助っ人野手としては大安定戦力。メッセンジャーは2桁勝利かつ去年の低迷があっての今年の活躍という事で、解雇の線はやや薄いか。問題は残りの2人で、切られても、残ってもおかしくないレベル。スタンリッジは夏以降まともに勝てなかったし、ブラゼルは魅力だった本塁打が激減。統一球を加味したとしても、昨季47本打った打者が20本も打ててないとなると信頼を失くしても仕方がないのかもしれない。

これでもし、ブラゼルスタンリッジ解雇、マートンメジャー復帰とかいう事態になると、残るはメッセンジャーのみ。新しい助っ人は伝統的に当分の間は大コケの連続となるはずなので、監督次第では完全に暗黒時代行き。メッセンジャーもそれにつられて来季低迷。鳥谷もFAで阪神を離れ・・・。という最悪の事態も考えられる。今季のオフシーズンは監督だけでなく選手の動向も注目せざるを得ない。