ぴったんこカン・カンに、子役の加藤清史郎が出ていた。
阪神ファンだという彼、引退間もない赤星と対面した時や、神宮球場近くにあるタイガースショップに入った際などは、普通の小学校低学年らしい反応を見せていた。これが素の反応なのであれば、普段の子供らしからぬ礼儀正しい姿は、やはり無理して演じてるものだったのだなと、少し安心できる。この“素の反応”ですら演技であるとしたら、いろんな意味で末恐ろしい。
ニュース番組などで、小学生ぐらいの子にインタビューした時、「～ました。」「～です。」などと丁寧語で受け答えする子が最近多くなったような気がする。礼儀正しいのは悪い事ではないのだが、そうやって、自分の意見を述べる時にフィルターを通すのは、中学に上がってからでも十分なんじゃないかと思ったりする。
幼い頃から礼儀を押し込められてきた子は、思春期を過ぎて、今まで親や周囲の人から「いい子」扱いされてきた自分に納得がいかなくなった時、その反動で起こす暴走が非常に怖い。
