今年も働け

ぼちぼち、局所的にではあるが暑く感じる時期になってきた。そこで、今年もこいつの出番。

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大学入学した年の夏(2000年7月)、当時の自宅近くのマツヤデンキで買った扇風機。4980円。
弱・中・強に加え、弱→中→強と段階的に風量を自動で調節してくれる、便利そうであんまり使う局面が思い浮かばない風量調節と、30分、1時間、2時間、4時間のタイマー機能付き。離脱リモコンではないので、付けるのも消すのも本体まで行かないといけないが、スイッチがフラットなボタン式なので、足での操作も可能。実際、付けるのも消すのも、大抵は足の親指でやる。

大学時代に住んでいた家には備え付けのエアコンも付いてはいたが、夏場でも風通しを良くすれば扇風機だけでも充分間に合うような土地にある実家では「エアコンを付ける=贅沢でもったいない」「暑かったら扇風機」という図式が成立していたため、それに倣いエアコンを使う事を極力避ける為に購入したのが、この扇風機。今住んでいる家も風通しを良くすればそこそこ涼しいため、基本は「暑かったら扇風機」「エアコンって何ですか?」である。気が狂いそうになる程暑くないと、エアコンは付けない。

この扇風機も、すでに購入から10年が経とうとしているが、羽が欠けているぐらいで他は全く破綻がない。
基本的に1年間で6月上旬~9月下旬の4ヶ月ほどしか動かさないので、実働は計4年弱ぐらい。使っている間に不定期に、そして片付ける頃には必ず、羽と本体に溜まったホコリをエアーダスターなどで吹き飛ばして掃除している。故障を防ぐためと、単純にホコリまみれの扇風機では見栄えが悪いための両方の理由からである。

ちょっと前に、40年近く使っていた扇風機の発火が問題になって騒がれた事があったが、メーカーが言う“扇風機の耐久年数”は『実働』なのか『通算』なのか、どっちなんだろうか。仮に『実働』だとしても、『通算』で40年使っていたら、『実働』でも16年近くなる。『実働』でも『通算』でもそれだけ経てば、いくら無事に動いてても、機能面の事を考えれば買い換えてもいいとは思う。特に扇風機なんて、『通算』でそれだけ働かせてもらったら本望を通り越して、もはや拷問に近いんじゃないか。