世代が世代を生む

Wikipedia『世代』によると、自分は“氷河期世代”“ポスト団塊ジュニア”に分類されるようだ。
自分の世代(1981年度生まれ)は特に、中学に入った頃(1994年)にはバブルが崩壊していて、日本の姿が「不況」の二文字である時代しか実感していない。自分が就職した2004年の大卒の就職率は55.8%(2007年大卒の就職率が96%)。つまり、経済がどん底からどうにか立ち直るかといった矢先の中での就職活動を迫られた世代。

特に自分にドンピシャで当てはまるのはWikipedia『ポスト団塊ジュニア』の記事で、

この世代に限らないが高卒で約49%、大卒で約35%の人が就職後3年以内で離職している。ポスト団塊ジュニア世代の場合、最大の原因は不景気下における雇用のミスマッチである。本来志望している業界・業種とは全くかけ離れた会社に入らざるを得なかったり大量雇用・大量離職する企業へ「フリーターは嫌だ」ということで仕方無く入ったために適性が無く不適応を起こしてしまったりサービス残業や過酷な勤務で身体を磨耗したりして辞めていくケースが多い。

入社早々教育体制の無い部署で仕事を任され能力不足やミスにより解雇されたり少数精鋭採用のため3人分の仕事を1人、2人でこなしたりといった状態も多く発生した。離職した場合同じ業界や他業界へ転職に成功するパターンとフリーターに転落するパターンが存在する。この問題はこの世代においてはフリーター問題よりもっと深刻な問題である。
Wikipedia『ポスト団塊ジュニア』“離職率の高止まり現象”から引用 2008年6月4日現在)

前半もそうだが、特に後半なんて自分が卒業後に入った会社の仕事内容とまんまだし、その後のいきさつもまんま。“何の興味もない業界の会社にしょうがなく入り、案の定合わなくて辞めた”のだ。個人としては「他業界へ転職に成功するパターン」に入って、どうにか今に至る事ができたが、そうはならなかった人も当然多かったはず。その人たちは、今後どうするんだろうか。