冬の日の1992

2006年の有効求人倍率が14年ぶりに1倍台を回復したらしい。
14年前(1992年)といえば、自分は小学校5年生。ちょうど阪神タイガースの本格的ファンになった頃。
普通に社会人として働いてる今でこそ「うわ、そんな頃から・・・」と思うが、1992年当時はもちろんそんな事なんか何にも考えてなかった。寝る、遊ぶ、メシ、ゲーム、小説の5つのコマンドで、基本的に自分の日常を全て動かしていた時代。「かぁ~っ、ドラクエ5面白ぇ!!」「くあぁ~っ、FF5面白えぇっ!!」「うはぁ~聖剣伝説2面白ぇぇぇっ!!!」的な時代でもあった。

ただ、いくら1倍とはいえ、あくまで計算上「1人に対して1内定」という話で、仕事内容・待遇は高低差甚だしいだろう。「おお・・・こーりゃいいですねぇ・・・」的な待遇も、「はぁっ!? こんなんやってられるかボケ!」的な待遇の求人も同じ「1内定」。やはり選ぶ者にとって見極めが大事だという事は従来と違いないだろう。大学4年の“目先の安息の日々”を追い求める事に焦りすぎて適当な選択をしてしまうと、いざ社会人になった時に本当の意味で泣きを見てしまう。“安全パイ”は最後の最後の手段として心がけるようにすべし。