10年

パワプロを始めて今年で丸10年経っている事に気がついた。
と言っても、本格的に遊んだのは大学4年時のパワプロ10が最後。以降は選手データ集の為に、
HR競争やシナリオはクリアするが、サクセスにはほぼ手を付けない。パワプロ12に至っては1度もせず。
趣味の時間を消費して自己完結するより、そうして出来た物が多少なり他人に有益になった方が良い。
そう考えるようになってから、ゲーム自体殆どやらなくなった(社会人になったのもあるが)。
「このゲームを自分がクリアした所で、結局世の中に何が残る?」という考えが先に立つようなって、
「自身に達成感が得られ、その達成により生まれた物を他人にも生かせるようにするには?」となると、
行き着くのは「サイトでなんかやろう」となってしまう。そうなればゲームよりサイトを優先して当然。

もっともこれは社会人になって、顧客に自分の生産物を吟味し、消費してもらう立場になったので、
そういう関係性をいつの間にか趣味の世界でも適用してしまった、というのが大きな理由だと思う。
大学時代ならともかく、今はそれで生活の全てを賄っているのだから、与える影響力も段違いなはずで、
平日の自由時間も疲労度もまた全然違う。その限られた時間で自分が趣味として行った事が、
翌日になっても自分の為だけにしか形として残らない、というのが個人的に非常に損した気分になる。

10年という年月は、中学3年生をここまでおっさんにしてしまう。恐い恐い。
趣味の世界にまで損得勘定を見出すようになってしまう。恐い恐い恐い恐い。あー恐っ。
もぅおばちゃんそんなんアカンわぁ。ひやぁ、もう恐いわぁぁっ。