チチぃ!

オッス、おら悟空。

父と久しぶりに会って、飲む。帰り際、小遣いもくれた。
自立していたら、仕事終わりで父と落ち合って一緒に飲みに行く、なんて考えはそう持たないと思う。
でも、自分の家庭環境の場合はこれがあっさり(向こうはこってりかもしれないが)成立したりする。
今の実家から父が飛び出してしまったのが11年前。7年間の空白を経て、再会したのが4年前である。
再会当時の日記「大阪一人暮らし」(2001年4月29日分)でも触れているが、未だ父だと認識をするのに、
多少のインターバルを置かないと認識ができない自分があるが、認識ができれば後は感覚的に同じ。
再会後も会ったのが数回に過ぎない為に、こちらはようやく大人目線で父と話ができるようになり、
向こうとしては、ようやく目線を下げて話をしなくても会話できるようになったという実感があるが、
7年のブランクはお互いにあまりに大きすぎて、酒が入る前のぎこちなさは未だに残ってはいる。
それがあるから逆に、酒を交わす事も自然と許容できる。「他人じゃないけど他人っぽい」って感じ。

話題は主に仕事を辞めた話と、紆余曲折あって新しい仕事を見つけた話。
父の「今更だけど何で会おうって思ったの?」に「過去の事は過去の事。今は別だから」と答えると、
ほんの一瞬だけ目をこすって、すぐに別の話に切り替えようと割と必死になってるように見える父。

そんな父もあと3日で48歳。その1週間後に自分は24歳。お互いまだまだ若いが、歳くった。