ものまねしゴゴ

パワプロの新作発売日当日近辺になると急激に増えるトップページのアクセス数。

「発売日掲載」が認知され始めた2001年頃(パワプロ8あたりから)より起こるようになった現象だが、それから7年弱・パワプロ8から16作品を経ても未だにこういった事が起こる。今回のパワプロ2009では、3月19日に記録した5382人が、いわゆる“山”であった。これは、BASELESS PAGE.としては歴代4位の日計アクセス記録となる。(歴代1位はパワプロ13発売日の2006年7月13日に記録した8043人)

普段は400~600アクセスぐらいで、閲覧者と管理者の直接のやりとりはメールしか受け付けない、いわゆる「観るだけ」のサイト。その無機質な「観るだけ」のサイトに対して、パワプロ新作発売日あたりになると、自分のサイト以外では何も告知もしてないのに、普段の10倍近くの客が一気に押し寄せてくる。自画自賛だが、こんな立場にあるサイトはそうそう無いのではないかと思うし、管理人の立場からすれば、こういった奇特な方向でサイトが育った事については、ある意味理想通りと考えている。

表現方法がせいぜい限られているネットの世界で注目されたいなら、まずは他人の目を気にせずに、常識の範囲内で「奇抜さ」を全面に押し出す事が第一歩。最低でも、大げさに「僕はこんなんでっせ」というアクションを起こさないと、無数に居るネットユーザーは、誰一人その行動にすら気がついてくれない。ただ、そういう行動を起こす前の大前提として、アクションを起こしてる本人が楽しめていなければならない。

ネットは基本的に、閲覧者がコンテンツを取捨選択して価値を見出すものなので、閲覧者個人において価値が無くなってしまえば冷淡に繋がりを断たれる。管理人目線からすれば、閲覧者の大多数はそういった程度の繋がりしかないのだから、私利私欲を前提に考えてしまうと、大抵は骨折り損で終わる。どうせそんな思いをして生み出すんなら、欲は捨てて誰かに見せたいと思う物を、とことん時間を掛けてクオリティを高めて、誰かが見てくれるような物を作り出すのが、最終的に一番手っ取り早い思う。端的に言うなら「やるんだったら、とことんやったれよ」

どこでもやってるような攻略、どこでも置いてるような掲示板・チャットを見栄え良く、時間を掛けて揃えれば、その内にそれなりに人は集まってくる。ただ「で、それを管理する事って楽しいの?」という事を考えたら、誰もやってない事をやる事のほうが、少なくとも楽なんじゃないかと。