育った子供、育つ子供

家に帰ると、ドラえもんの魔界大冒険のリニューアル(2005年からの新声優陣)版をテレビでやっていた。ほんの少しだけ観て変えたが、今の子供たちは、この映像を「ドラえもんの魔界大冒険」として記憶に残していくのかと思うと、何となくモヤモヤする。今の子供が見るような他のアニメならば「なんじゃこれ?」で終わるのだが、「ドラえもん」に関しては自分も子供の頃に観ていた記憶が残っているから、大人になった自分が再び違ったドラえもんを観てると、際立って変な感覚があるのかもしれない。「サザエさん」ではこうはならない。

自分がドラえもん(≒大長編ドラえもん)を見ていた時期は、保育園~小学校6年ぐらい(1986~1993年)まで。映画で言うと「鉄人兵団」から「ブリキの迷宮」までになるが、「鉄人兵団」以前の作品もビデオで親にダビングしてもらって飽きるほど見ていたので、守備範囲(?)は「恐竜(1980年版)」から「ブリキの迷宮」だと思う。勝手に個人的ドラ映画ランキング。

作品公開年
1のび太と鉄人兵団1986年
2のび太の宇宙小戦争1985年
3のび太の日本誕生1989年
4のび太の魔界大冒険1984
5のび太とアニマル惑星1990年

やはり、10歳(1991年)になる前までに観た作品の印象と好感度が高い。
今の声優陣のドラえもんが、果たしてどれだけ子供たちを虜にできるのか。あと5年ぐらい経たないと分からない。