トラウマ

今月あたりから、勤務先のすぐ隣のビルが解体工事を始めた。
普通のオフィスビルからマンションにするそうだが、そのおかげで自分がいるビルも揺れまくる。
本当に地震(縦揺れ)じゃないかと思うぐらい揺れる。仕事中ずっと揺れてる訳ではないし、
揺れ自体は大した事ないのだが、阪神淡路大震災を現地で体験している身にはこれでもビクビクもん。
「あぁ、こういう揺れが積み重なって、その内このビル倒れ・・・えっ!もしかして今回ので倒れるか!?」
というような身構えを頭の中で何度もさせられてしまう。震災から11年経っても全然恐怖心が抜けない。
抜けないというより、抜けささないように勝手に予防線を張っているのかもしれない。

ビルが地震で崩れるかよ!バッカじゃねーの?ヒャッヒャッヒャッ!!という考えの人もいるだろうが、
実際に震災では中間階が潰れたり、10階建て程のビル(神戸柏井ビル)が丸ごと倒れた例もある。
特に後者のビルの倒壊映像を目の当たりにしてから、建物の強度に対して全然安心できなくなり、
地震があれば「崩れる」と思うようになった。今回のような場合も、それが原因でビクビクしている。
前例を教訓にしてある程度の対策をしたとは言っても、それで100%安全になる事はありえない。
いくら強固にしてても、ぶっ壊れる時はぶっ壊れる。それが地震の怖さ。