地震はドラマではない

ドキュメント。ドラマにして演技で仕立て上げられるほど現実は甘いもんじゃない。
というより、完全に「地震なんか来ても大丈夫だろ」という思いが根底にあってのドラマ化。
大きくて頑丈なテレビ局で地震が起きたら・・・とかやっても、視聴者は何の参考にもならない。
古い家屋だって多いし、何せ東京は人口が多い。本当に将来起こる地震の怖さを警鐘したいのなら、
そういう家屋で大地震が起こった事を想定した演出をして、対処法を見せた方がいくらかためになる。
自分もそうだったが、体験しないと怖さは分からない。根拠なく「うちは大丈夫」と思ってしまう。
慣れ親しんだ街がメチャクチャに壊れてる所を直に見たら、ドラマとか言ってる場合ではない。

ワンセグならテレビも見れるかもしれないが、電池が切れたらそれで通信手段も同時に失う。
コンビニに行っても充電器なんてとうに売り切れている。結局大して頼りにはならなかったりする。
備えをしている=絶対大丈夫、なんて事もない。家が壊れたり、家が火に巻き込まれたら意味がない。
せっかくの備えも、結局全く使えないまま家を飛び出さざるを得ない状況も十分に考えられる。
そんな時にはどうしたらいいか・・・。とか、テレビでやるんならこういうのをやった方がいい。