えふえふ

会社から家に帰るまでの電車中、携帯でFF1を始めてみた。500円。
きっちり再現できているのにまずビックリしたが、その前に「RPGを遊ぶ時のコツ」が鈍っていて、
過去に自分的に培ってきたはずの、効率的なレベルの上げ方、アイテムの買い方、攻撃の仕方などが、
かなりモロくなってる事を自覚。数年前までゲームと言えば飯よりも優先順位が高かったほどだが、
今では飯よりも、睡眠よりも、休日よりも優先度は落ちている。それだけのめり込む事は無くなった。
本来はこの位の優先度でしかない物を、勉強そっちのけでハマる自分の子供を目の当たりにしたら、
そりゃ将来心配になって時間制限したり取り上げたりするわな、と、24歳半になってやっと理解。

ただ、子供の「自分の為にする義務」と、大人の「他人の為にする義務」とでは重みが違って当然。
それだけ疲れも責任も重さが違う。だから、それが軽い子供はゲームを別世界として捉える余裕もあり、
純粋に楽しめるし時間の都合も効く。大人は、仕事を終えて家に帰って肉体的な疲れを癒す過程で、
精神的な疲れも脳内変換を経てどう癒すかが急務で、ゲームが楽しめるまでの気力に回復した頃には、
既に寝る様な時間になる。もうゲームを楽しむ為には、逆に疲れを伴わないとできない体になったのだ。
これが、かつて同体だったゲームが自分の中で完全に分離してしまった理由である。

DQ3にハマっていた頃(1988年ごろ)、「これ、一生やり続ける!」と意気込んでる自分を見た親は、
さぞ将来を不安に思ったに違いない。この場をもって頭を下げる。すまんかった、親。