タイムリミットから1年経過

自分のプライドや性格を歪曲した道を選ぶのは苦渋の決断であり、個性を放棄する瞬間でもあるが、
根底に居座り続ける大きな葛藤を解くには、それが最速に解決できる手段である事も確かである。
でも、その道を頭の中で選択しただけで直接的に浮かんでくる適応までの苦難は、実行を鈍らせる。
こんな伝達が物理的に自分を動かせられたとしても、最終的に現状を選択できるのは幸せな事である。
だが苦渋を選ばなければ明日の命すら保障できない状態は、予想より遥かに早く、急激にやって来る。
社会的になお、呼称を与えられていても、現場ではそんな呼称など逃避の対象としか評価されない。
一度プライドや個性を捨てたとしても、自分の力が評価されればどちらも自然と新造されてくる。
余計な心配が結局は一番邪魔になっている。