結婚して３年。現在も付き合いのある小学校～高校時代の友人は計10人いるが、既婚者は自分を含めてたった３人。まだまだ大多数が独身。そのため、独身組から「遊びに行こうや」という誘いが年に数回は入ってくるのだが、誘いに乗るのは年に１回あるか無いか。大抵は断っている。
理由はいくつかあるが、大きな理由は「金がない」「話が合わない」「後ろめたい」の３点。
独身組はとにかく金銭感覚が緩いので、遊びにしても飯に付き合うにしても高くつく所ばかり行く。結婚後は小遣い制なため、遊びに１度付き合っただけでその月の私腹が一気にしょぼくなる。また、こちらが現在の生活の話をしても「俺らは結婚してないから分からん」の一言で片付けられるか、「既婚者はいいねぇ」と半ば皮肉めいた事を言われるかのどちらかでまるで共感されず、やれ車買っただの、旅行行っただのという景気のいい話ばかりを聞かされ、「俺、この場に居る意味あるの？」とすら思うほど苦痛。それに加え、休みの日に嫁さんをほっぽり出して自分だけ遊びに行っているという後ろめたさ（それで嫁さんに咎められた事は一度も無いが）もあり、正直言って全く楽しくないのが本音である。
自分が独身だった時代、既婚の友人を誘ってもウンともスンとも色よい返事が無かったのは、これが理由だったのかと痛感させられる。
嫁さんと一緒に生活する事によって、基本的に嫁さんや自分の親、嫁さん家族を優先する生活になる事で、基本的に自分の事だけ考えていれば良い独身の感覚についていけなくなる。独身組は、一個人の都合さえ合えば後はどうにでもなると思っているから、遊びに誘ったり、旅行に誘ったりしてくるし、それを断ると「今までＯＫだったのに何で？」と言われて納得してくれない。嫁さん放っておいて旅行なんか行けるわけねえだろ。
頼むから誰か結婚して欲しい。とにかく、共感できる友人が欲しい。
