猛々しい木

完全に忘れていたが、「BASELESS PAGE.」が独自ドメインになって今年2月で丸10周年を迎えていた。
ジオシティーズで開設してから5度の転居を繰り返し、現在のさくらインターネットに腰を据えたのが開設8年目の2005年2月15日。最初は「なんかナヨナヨした感じの名前・・・安いけど今後持つのか?」と思っていたが、気がついたら10年も使っていた。

移転当初の時点ではレンタルサーバーの容量は3GB。それだけでも充分だったが、何もしない内に容量のインフレが進み、現在はその約33倍の100GB。サイトに加え、今ではメールサーバーも兼ねてはいるが、それでも余りまくりで、5GBも使えていない。それでいて、過去10年間にサイト見れなくなっただの、メール使えなくなっただのというような障害も全く記憶にない。パワプロの新作が出て、日に数万のアクセスがある様な時でも、過去の住居の様に表示が遅くなるような事もほぼ無い。8年間で5度も引っ越していたようなサイトですら、10年間で一度も引っ越そうと思わないほどの安定ぶりと価格の安さ(月500円ほど)。何の事前情報もなく、当時ネットで目に入って何となく安かったので決めただけなのだが、今やここから環境を変える理由が見あたらない。

SNSやブログ、Twitter、LINEなど、今やタダで何でも個人が何かを発信できる時代に、しかも非営利目的でわざわざホームページを作ろうなんて人は今時稀だろうし、しかもそれに金まで払うなんて人は絶滅危惧種だと思うが、「デフォルト選手データ」は膨大な量のHTMLファイルと画像、それに特化した定義を用いるため、前述のどのサービスでも実現する事のできない、ある意味変態と言っても良いような趣味である。それを実現する場としては、レンタルサーバの力が必要不可欠。

「デフォルト選手データ」があと10年続くのかどうか不透明だが、パワプロの新作が出る限りは、まだまだ桜の世話になる。