21年ぶりのA断

近年(特に結婚以後)の体型の紆余曲折、閑話休題、右往左往あって、定期的な水泳を解禁する事にした。

元々、小学校1年~6年(1988年4月~1994年3月)までの丸6年間、毎週近所のスイミングスクールに強制的に通わされていた。人生において、らしいスポーツ経験といえばそれが唯一であったが、自発的に始めたものではなかったせいか、それ以降は学校の授業以外では疎遠になり、大学1年(2000年)に水泳部に仮入部した際に泳いだのを最後に、本格的なプールで長時間泳ぐ機会は無かった。さらに決まった周期で定期的に泳ぐとなれば、小学校6年以来21年ぶりとなるのだが、まずは予行演習として近くのスポーツクラブに体験入学する事に。さして体型に問題のない嫁さんも一緒にやってくれる事になった。

10代の神経と30代の神経では雲泥の差があるため、いきなりガッツリ泳がずにまずは水中ウォーキング。
さすがに水中で歩くぐらい楽勝だろうと思っていたのだが、これが意外といい運動になる。楽勝といえば楽勝なのだが、目をつぶってても出来るレベルではなく、結構足に負担がかかるので侮れない運動量。平日の体験入学なので自分と嫁さん以外はほとんど年配の方ばかり。若干浮きつつも、いよいよ本コースへ。

一応、四泳法(クロール・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライ)は小学校時代に会得しているため、本コースに出ればガッツリ何でも泳げる!・・・と、最初は考えていた。が、それは最低でも15年前の話。今となると簡単にはいかない。クロール、平泳ぎは問題なく出来たのだが、背泳ぎとバタフライがかなり怪しい。とりあえず前には進むのだが、きっちりとは真っ直ぐに進まない。しかも、得意のクロール・平泳ぎであっても、25メートルが近づくにつれ息苦しくなってくる。前から25メートル前ってこんなんだっけ?いや、もうちょっとマシだったよな?という違和感が常に付いて回る、明らかに以前に泳いだ時とは違う疲労感。個人的にこれは「自分の体はここまでキテたのか・・・」とかなりショックだった。

そんなこんなで90分。途中休憩を挟みながらもガッツリ水泳を体感。その翌日から3日間、筋肉痛が取れなかったが、かつての自分の経験をそのまま活かせる運動なので、全くもって嫌悪感がない。とりあえずは今年中続けてみる予定。何事にも新しい事を始める事は悪いことではない。