既婚者子なしのゲーム観

少し前の話だが、嫁さんがPSPの「初音ミク Project DIVA 2nd」を買ってきた。
自分が東京出張中に一人きりでヒマだったので買ってきたそうだが、その「ハードモード」以降が相当難しいので一回やってみてよ?とちょっかいを掛けられた。もはや新しいゲームなんて・・・と思いつつも、1回だけと軽い気持ちでやってみたら、単純操作ながらなかなか遊び応えがあるゲーム。数年ぶりに新しいゲームにハマる事態になった。

リズムゲームは得意なほうだが最初はなかなか難しく、特に「○」や「□」ボタンが絡んでくると訳が分からない状態になっていたが、じわじわと慣れて行き、最終的には全47曲の「ハードモード」と、さらにその上位版である「エクストリームモード」を“サイハテ”“初音ミクの激唱”以外の45曲をクリアするまでに至った。残るこの2曲に関しては、技術云々よりも年齢的な意味でクリアは無理と悟った(という事にして逃げたいほど難しかった)ので諦めた。が、我ながら31歳のおじさん予備軍としては上出来の戦果。それではこれはどう?と嫁さんが続編の「初音ミク Project DIVA extend」も買ってきたが、それも「ハードモード」全36曲と「エクストリームモード」の“いろは唄”“初音ミクの激唱”以外の34曲をクリア。個人的には難易度トップクラスの“初音ミクの消失”のエクストリームモードをクリアした瞬間が一番嬉しかった。

4歳からゲームをやり始めておよそ25年。ここ10年ほどは、これまでやってきたシリーズの続編にはすぐに食いつけるものの、全く新しく勝手の知らないゲームに関しては食指が動かなかったのだが、嫁さんなど何か後押しがあった上でやってみたら、新しいゲームでもまだまだそこそこのレベルまでは行けるんだな、というちょっとした安心感、それに「こんなんいつまでやってていいのかな」という戸惑いが少し割り込む。でも今の「既婚子なし」という一般的にはほんの少し特殊な状況は、独身時代にはなし得なかった規模の嗜好や世界に踏み入れたりするのに、とてもいい機会だとも考えている。ガンガンやったったらよろしいやん。