20代とは何か(3)

10年前は、バイトの事ばっかり書いていたこの日記。

というのも、当時は家賃以外は何一つ親からの援助が無く、食費から光熱費から小遣いに至るまで、バイトで全部賄うしかない状況だったため、大学で授業受ける時よりも真剣になってやらないと、それは「死」を意味していたから。そりゃバイトの事しか考えてないか。

平日は夕方17時から20時まで3時間。土日は11時から20時まで8時間バイト。休みは週2日。バイトとはいえ残業も結構な頻度であり、帰宅が22時過ぎになる事もしばしばあった。おかげでバイトだけで年収120万ほどあり、家賃の仕送りと合わせて月収16~7万ぐらいはあった。

おかげでそれなりの水準の生活は出来ていたのだが、いくら若いとはいえ大学に加えて毎日これだけの拘束はなかなか体力的になかなか辛く、短期的な友達はそれなりに多かったが、長期的な友達は一人も出来ず、俺は何でこんなに働かなきゃまともに大学生活が送れないのかという誰にも言えない不満はあった。

後で知った事実だが、当時から親の経済状況は厳しく、実は常にギリギリの状況で仕送りをしてくれていた。今となってはこの程度の負担でそう不自由のない生活を送らせてくれて感謝するレベルだ。