突破

今日、ついに第一Xデー。彼女さんのご両親に正式に結婚の挨拶をしに行った。

行動に踏み切ったきっかけは主に二つ。
今年3月に実家に帰った際にしきりに「相手(彼女さん)は待ってると思うよ?」とやたら念を押された事。
もうひとつは、彼女さん経由で「(結婚の)挨拶はいつ来るの?」とご両親が懸念している事を聞いてしまった事だった。

うちだけならともかく、相手のご両親まで懸念しているとなると、もうズルズル先延ばしにする訳には行かない。
それでも最初は「5月のGW明けぐらい・・・」と曖昧にしていたのだが、またも相手の親から「4月中でいいんでない?」と推してきたので、4月に入った段階で、今日(4月30日)にする!と決断した。そこから今日まで、本当に心が重かった。GWとか言われても、何一つ嬉しいとは感じなかった。

で、18時に彼女さんの家に到着。(事前に相手側から、夕食を一緒に摂る事を前提としていた)
部屋に通され座るなり、雑談もままならぬままに、いきなり本題を打ち明ける流れになった。一通りこちらが言い終わると、彼女さんのお父様がが硬い表情のまま、

「仕事は、今のまま続けるの?」
「仕事が不安定な状態では、娘を幸せにするのは難しいと思うが、大丈夫か?」
「年収の為だけに、仕事を短期間でコロコロと変えたりするのは私はあまり感心しないんだが・・・」

承諾の返事の前にこんな質問をされた。
一瞬、頭が空白になったのだが、別に無理難題ではなく、ごくごく当たり前の話だし、お父様もその点でずいぶん苦労したという話は頭に入っていたので、多少あたふたしながらも、自論を述べた。すると、

「うん・・・。そういうのなら心配いらないな。これからよろしくね。」

必死だったので発言を一字一句正確に覚えてないが、こんな感じの言葉をようやく見せてくれた笑顔で掛けてくれた。承諾して貰えたのだ。

その後は、和やかなムードで焼肉パーティーになった。
酒を飲みつつ、ご両親の家族に対する考え方、若い頃の話。そして自分の家の状況などにも興味を示した。自分の親が離婚してしまっている事も既に相手には伝わっており、それに対しても抵抗感を見せることなく、「そうは言っても、親は一人しかいないのだから、大事にしなさいよ」と、気遣って頂いた。

そして21時過ぎに家を後にし、帰宅。で、今に至る。人生で未経験の緊張感と安堵感を同時に味わったような感覚がする。残すは今後なのだが、「式はいつごろやるつもり?」と聞かれた際に「早ければ今年の秋ごろ、遅くとも来年の・・・」と答えかけた時、「長々ズルズルやるよりも、やるんなら今年の秋!ってもう決めちゃったら?」と言われてしまった。つまり、11年続いた一人暮らし生活はあと半年ほどで終焉する見通しになったのだ。

かつて、このブログが2000回に到達した際に、「3000回まで一人暮らしを続ける訳にはいかない」と自戒の意味も込めて宣言していたが、正直2950回ぐらいのギリギリの所で終わると思っていた。まさかこんな余裕を残して終る事になるとは。どう転ぶか分からんもんだ。

まだ全てが終った訳でないし、完全確定した訳でもないし、狙い通り半年で終るのかどうかも分からない。これからが始まりだ。ただ、今日の行動で明らかに大きく歯車はプラス方向に回った。これだけは間違いない。