新旧交代

先日自分が28歳の誕生日を迎え、お祝いもしたのだが、「ちゃんとした誕生日プレゼントを贈りたい」ということで、土曜日に神戸ハーバーランドへ一緒に買い物に行き、彼女さんから財布を贈呈された。これにより、長年に渡ってSIN家の家計を守ってきた、以前の財布は御役御免となった。

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高校入学時(1997年4月)、神戸三宮のダイエーでわずか1000円で購入したもの。
高校時代はせいぜい小銭が入る程度で、紙幣が入る事は滅多に無かったのだが、大学入学と同時に、銀行やらビデオ屋やら大学の学生証やらと、カード類がどんどん増えていき、金が全然入ってないのに中身がパンパンな財布と化してしまった。

それでも、高校時代、大学時代、そして社会人時代と、自分が巻き込まれていく運命を共に耐え忍んできた。
東京、名古屋(オフ会)、和歌山(旅行)、横浜、川崎(出張)、さらに韓国(高校修学旅行)、アメリカ・シアトル(大学研修旅行)と、海をも渡り、ウォン、ドルもこの中に入った。さすがに社会人の頃になると外観もボロボロになり、段々と似つかわしくない物になっていったので、事ある毎に「さすがに買い換えよう」と思うようになったのだが、それまでの思い入れもあったり、なかなか買おうと思うような財布がなかったりと、様々な理由が重なって、結局12年半も使い続ける事になった。たかだか1000円で購入した財布であるが、よくぞここまで耐えてくれた。

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そして今日からは、この財布と共に運命を共にする。
1000円で12年持ったんだから、この財布は60年ぐらいは持たさないと、罰が当たりそうだ。