人の息子

民生。

トイレとか行ったとき、ふと鏡で自分の顔を見ると最近ちょくちょく「親父にそっくりになってきた」と思う事がある。おぼろげに記憶がある4歳ごろ(親父28歳)から親父が家を離れた13歳(親父37歳)の顔。一番古い記憶である28歳という年齢までもう2年足らずしかないとなると、そう思い始めて当然なのかもしれない。なんか「怖っ!」と思ってしまう。何が怖いのか分からんが。

時間は「ここはゆっくり楽しんでいこうぜぇ・・・」って時に限って「はい?それなんの話でしたっけ?」的な速度で過ぎ去り、「いやもうこれは・・・もうここはちょっとカンベンして。ほら、ササッと、ササッと行っとこう?」という時に限って「えーとっ。じゃあぼちぼちこの辺はゆっくりとやっときたいと思いますっ!」的な速度で居座る。これは、どっかで誰かが絶対にわざとやってるに違いない。そんなんこっちは分かっとんねん。お前、バレてへんと思って澄ました顔してるけど、こっちは分かっとんねんぞ? 何でそんな人が嫌がる事やろうと思うの? 誰かに雇ってもろてんのか?お前ッ!?

・・・このようなアホみたいな不満を誰にぶつける事もなく、今日も時間は無情に過ぎていく。
・・・過ぎていくぅっ?? ・・・もしかして、お前ェ、そら「過ごしてる」の間違いなんじゃねえのかぁっ?
・・・ ・・・なんていう無駄に濃度のあるツッコミにも気がつかずに。