★先行報道

スペランカー

このゲームでの本格的なミッションは来週以降(今週末は何かと忙しいのでゲームカテゴリのミッションができない可能性が高い)なのだが、とりあえず先行してやっておく。

f:id:SIN:20070404005500j:image:w200

アイレムが1985年に発売したアクションゲーム。当時のアイレムのゲームはカードリッジに電源オンが確認できる発光ダイオード付きが特徴だった(大した意味がないせいか、後にダイオードは廃止される)が、それよりもさらにこの作品が個性的な理由は、「主人公の背丈の半分の段差で死ぬ」という非常にシビアな死亡判定。そのせいか、現ソフトバンク多村仁のニックネームに用いられるなど、「虚弱体質」ネタとして未だにその名が用いられるほど話題になったソフトである。

このスペランカーファミコンで出回る3ヶ月前にあの超有名ソフト「スーパーマリオブラザーズ」が発売されており、発売した時点で既にマリオとは対極の位置となってしまった作品で、そのシステムに慣れるまでに“1-1の最初のクリボー”など比にならないほど序盤から死にまくるため、続けてプレイしてやろうと思う人はこの段階でかなり限られてしまい、かなり遊ぶ人を選ぶ作品であるが、そのシビアさを潜り抜けてクリアしたときの快感はスーパーマリオの比ではない。少々趣きは違うが、「魔界村」や「高橋名人の冒険島」の終盤ステージのような、難関をくぐり抜けたときの快感とそこへ至るまでの緊張感が、スタートからエンディングまで常に隣り合わせにあるという類稀なる作品である。

"子供の頃にプレイしてて、大人になってから初めてクリアできた"という人が多いらしく、自分も初めてスペランカーに触れて(1986年に父の友人宅で初プレイ)から数年は即死が続いたが、そこから10年以上経った大学時代(2000年)にようやく初エンディングを見ることができた。今、こんな境遇の作品ってあるんだろうか。ふと浮かんだのは海腹川背ぐらいしかないんだが。

そんな今回は「スペランカー、出来る限り最速クリア」に挑戦。(あくまで先行企画。本企画は来週以降実施予定)
スペランカーには「やられた時は最後に取ったアイテム(鍵以外)の場所に自動的に戻る」という特性があり、これを利用した最速クリア動画も出回っているのだが、今回はそれを用いず、あくまで正攻法で最速クリアを目指してみた。総プレイ時間2時間。リセットする事70回ほど(最初のエレベータ無視ジャンプ地点を成功させるだけで相当時間が掛かった)で、とりあえず納得のいく成績を残した(7分30秒でクリア)。